海洋ごみ問題VSごみ拾い【INAKA Living〜田舎で暮らす〜】

海洋ごみ問題VSごみ拾い Column
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初めて移住先の近くの浜を歩いたとき、きれいな海とごみで溢れた砂浜のギャップに、とてもショックを受けました。海洋ごみやマイクロプラスチックの問題が、より身近にリアルになった瞬間でした。
   
きれいな海を守るため、ごみ拾いをしようと、彼と共に海岸清掃を始めました。しかし、拾っても拾っても、どこからともなく流れ着く大量のごみ。この土地に住んで、海を見ているからこそ、伝えられることもあるんじゃないかと思い、海でごみ拾いをしていて感じていることをシェアします。

海洋ごみVSごみ拾い:海洋ゴミとは?

海洋ごみVSごみ拾い

海洋プラスチックごみは、世界で年間800万トンにもなると言われていて、2050年には魚よりも海洋ゴミが多くなるという研究結果もあるんだそう。(わかりやすくまとめられている記事→)

魚を食べられない日が来るってこと!?

最近ニュースで、「サンマの収穫量が極端に減って、サンマが高級魚になりつつある」なんて言うのを聞いて、2050年より早く魚は食べられなくなるんじゃないかと感じました。
   
海洋ごみ問題のことは知っていたつもりですが、京丹後に来るまでは、海に近いところで生活をしたことがなかったし、現状がいまいちわからずにいたんですよね。でも、浜を歩いてみた時のごみの多さがショックで、今すぐ何かしないといけない!と感じました。

●海洋ごみとマイクロプラスチックの問題

マイクロプラスチックとは、直径5mm以下のプラスチックの塊のことです。

海洋プラスチックごみとマイクロプラスチックの問題って、実は深い関係にあるんですよね。
海に流れ出たプラスチックごみが、海を流れているうちにどんどん削られて小さくなっていくうち、マイクロプラスチックになるんですね。たとえば、それを海の生物が食べてしまって、生態系に影響が出たり、マイクロプラスチックを食べている魚をわたしたちが食べることで、わたしたちの身体にも取り込んでしまうわけです。
   
それ以外にも、わたしたちの身の回りにはマイクロプラスチックが実は溢れていて、一週間にクレジットカード1枚分を食べているという研究結果もあるほどです。(参照→)
    
現状として、人類にとっても、地球にとっても、プラスチックは新種のもので、どんな影響があるのか、わからないことだらけなんですよね。海洋ごみやマイクロプラスチックの問題に向き合うことは、わたしたちのからだや、地球のためになることだとわたしは思っています。

海洋ごみVSごみ拾い:まだポイ捨てする人がいる!?

2020年、日本に帰ってきて初めての夏は、移住先で海水浴場のお手伝いをさせてもらいました。そこで驚いたのが、ポイ捨てする人の多さです。ごみをね、丸ごとおいて帰る人がいたんです。

海洋ごみVSごみ拾い

こんな風に、丸ごとです。怒るとか通り越して「なんで?」でした。ただただ悲しかったけど、こんな人がいることも現状なんですよね。
   
海洋ごみのほとんどは、街から来ると言われています。街中でのポイ捨てや置き去りにされたごみが、雨や風邪で川にたどり着き、それが海に流れ出たのが海洋ごみとなるんですね。つまり、海洋ごみは、ポイ捨てが原因の一つ!海に流れ着くごみだけに注目していても、何も解決しないことがよくわかりました。

海洋ごみVSごみ拾い:わたしがいるから海がきれい!?

海洋ごみVSごみ拾い

ある日、ごみ拾いをしていたら、キャンプをしていた家族の話し声が聞こえて来ました。

お父さん
お父さん

あの人がごみを拾ってくれているから、きれいな海があるんだよ

きっと、ゴミ拾いをしているわたしをみて、お父さんが子どもにそう言ったんだと思います。最初は、褒められている気分になって、嬉しいなーなんて思ったのですが、なんだかその言葉に違和感があって、考えていたんです。
   
今までなら「ごみを拾う人がいるから、きれいな海がある。」そうだったかもしれない。でも、今は「拾わないといけないようなごみをどれだけ減らせるか」ってことが大事なんじゃないかと思ったんです。いくら拾っても、出るごみの量が減らなければ、何も変わらないんですよね。というより、きれいな海はごみで溢れてしまうんです。拾う人がいるからきれいな海があるというのは、とても他人事のように聞こえて、ごみ問題が身近にないんだなと感じた瞬間でした。

海洋ごみVSごみ拾い:ごみ拾いの現状

浜には、海から流れ着くごみと、海水浴やキャンプのお客さんが捨てたごみの両方が落ちています。2週間、一日2時間くらいのごみ拾いを毎日続けたのですが、ごみがなくなることはありません(T_T)

海洋ごみVSごみ拾い

ゴミ拾いはバケツとトングを持って、浜を歩いてごみを拾っていくのですが、小さくなったプラスチックが砂に埋まっていて、拾うのがなかなか大変です。

海洋ごみVSごみ拾い

これに執着しすぎると、ゴミ拾いが進まなくなるし、かと言って、放っておくとマイクロプラスチックになるかと思うと、拾いたくなってしまうんですよね。見える限りのごみを拾いたいけれど、全部拾いきれないもどかしさとの葛藤です。

海洋ごみVSごみ拾い

こんな風に、ごみが層になっているところを見つけました。雨や風で漂着したごみが陸へと上がってきて、固まってしまっていました。プラスチックごみが化石になってしまうのかなぁと思うと、悲しいですよね。これからも継続して、海の掃除を続けていこうと思います。

海洋ごみVSごみ拾い:さいごに

何のためにごみ拾いをするのか?を考えた時、「地球のため」「環境のため」ということが浮かびました。でも突き詰めて考えると、結局はゴミ拾いは自分のためなんじゃないかと思うようになりました。たった一つのごみでも、回り回ってマイクロプラスチックとして自分のからだに返ってくると思うと、ごみ拾いは必ず自分のためになるはずです。

とはいえ、海洋ごみの問題は、わたし一人では何も変わらないのが現実です。今後は、自分だけで終わらせず、たくさんの人に興味を持ってもらえるよう、ごみ拾いのイベントも企画する予定です(^^)
   
さいごまで読んでくださって、ありがとうございました\(^o^)/

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