SEASPIRACY〜偽りのサスティナブル漁業〜海を傷つけるのは誰?【おすすめ映画】

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商業漁業が、海の生態系や地球環境にどのような影響を及ぼしているのか。これまで深堀りしたことのない分野でしたが、なかなかショッキングな内容のドキュメンタリー映画でした。”サスティナブル”という言葉がたくさん使われるようになった世の中で、本当のサスティナブルとは一体何か?と、改めて考えるきっかけになった映画でした。このブログでは、映画「SEASPIRACY〜偽りのサスティナブル漁業〜」の内容や感想をシェアしています。(ネタバレ注意)たくさんの方に観てほしい、おすすめの映画です。

SEASPIRACY〜偽りのサスティナブル漁業〜:映画情報

タイトル:SEASPIRACY(偽りのサスティナブル漁業)
監督:Ali Tabrizi
全編:1時間30分
NETFLIXオリジナルのドキュメンタリー映画

●あらすじ●
海を愛してやまないアリ・タブリジ監督は、海の素晴らしさを訴える映画を制作しようと思い立つ。プラスチックや漁具による海洋汚染、違法漁業をはじめ底引き網漁や混獲が招く生態系へのダメージについても調査した彼は、人間こそが海洋生物の生態系を荒らし、地球を破壊している存在だと悟り、持続可能であるとされている漁法に隠された危険性を知る。(シネマトゥデイより)

SEASPIRACY〜偽りのサスティナブル漁業〜:日本のイルカ漁

SEASPIRACY〜偽りのサスティナブル漁業〜海を傷つけているのは誰?【おすすめ映画】

日本のイルカ漁について知っていますか?
     
SEASPIRACYの中では、日本のイルカ漁についても取り上げられています。このイルカ漁、知らない人が多いのが現実かなと思いますが、実は世界からは猛反対&猛批判されているんですよね…日本人として観るのは複雑な気持ちもありましたが、しっかりと知っておくべき事実です。イルカ漁のことはなんとなく知ってはいたけど、その本当の目的までは知ろうとしたことがなかったなぁと。イルカ漁については、映像や内容を含め色々と衝撃ですが、目を覆わずに是非観てほしいと思います。

BBC NEWS JAPAN:太地町で「イルカ追い込み漁」解禁
     
イルカ漁に絡んで、フカヒレ産業についても触れられていました。サメって、海のどこかにいるんじゃないかと思うと怖くなる存在ですが、実は海の生態系を守るにはかーーーなり大事な存在なんだとか。食物連鎖っていうやつですね。サメって人をたくさん殺しているようなイメージがありますが、データでは1年間で10人程なんだそうです。それに比べて、漁業関連でサメが殺されるのは1時間で3万頭。サメにとっては人間のほうがよっぽど怖い存在ですね。

SEASPIRACY〜偽りのサスティナブル漁業〜:海を汚す本当の犯人は

SEASPIRACY〜偽りのサスティナブル漁業〜海を傷つけているのは誰?【おすすめ映画】

観たことありませんか?ウミガメの鼻にストローが刺さって、涙を流しているビデオや、くじらのお腹いっぱいに溢れるプラスチックゴミの写真。海の生物にとって、プラスチックゴミが悪影響を与えていることは間違いないと思います。
    
ただ、ストローが一番悪いのでしょうか?海はコンビニでもらう袋で溢れているのでしょうか?海洋ゴミの中でストローが占める割合はわずか0.03%だそうです。それよりもっと驚きなのは、海洋ゴミで一番の割合を占めるのは漁業関連のゴミだということです。なんと全体の46%。主に漁業に使われるアミやネット、ロープ、浮きなどなど…たしかに、今までビーチクリーンをしている中で、多かったのはペットボトルやストローよりもネットやロープだったなぁ。持ち上げられないほどの大きなロープの塊もしょっちゅう流れ着いています。大量の魚を捕獲するために、海を汚す…そんな悪循環しか生まれてないなんて。

SEASPIRACY〜偽りのサスティナブル漁業〜:海の生き物たちのバランス

SEASPIRACY〜偽りのサスティナブル漁業〜海を傷つけているのは誰?【おすすめ映画】

漁の最中、イルカが網にかかり死んでしまうことは実はたくさんあることで、そんな背景から、海外には「イルカを傷つけない漁をしている」という認証マークがついた魚製品が売られているそうです。イルカを傷つけない=イルカを混獲しない(混獲→目的の魚を捕るために、違う種類の海の生物を捕まえてしまうこと)。しかし、その実態は、イルカを一匹も傷つけていないという証明も保証も全くないのだそう。お金を払えば認証マークがもらえる程度のもので、結局は”お金”で動いている見せかけだけのものなんですね。
     
では、誤って捉えられた(網にかかってしまった)イルカなどの海の生き物たちは、どうなるのでしょうか?残念ながら、生きて海に帰れることはほとんどないそうです…必要以上に海の生き物を捕ることで、海のバランスが崩れ、近い将来に海から魚が消えてしまうとも言われています。SEASPIRACYの中では「エコシステム」という言葉がよく出てきました。本来、海の生き物たちは自分たちの世界のバランスをうまく保っていたんですよね。それを、大量捕獲や海洋ゴミによって乱したのは紛れもなく人間の仕業です。
     
海を元の姿に戻すにはどうすれば良いのか?SEASPIRACYの答えは「商業漁業をやめること!」そしてわたしたちに出来ることは(商業漁業で穫られた)魚を食べないことだというメッセージが強かったです。いきなり魚をやめる!というのは、難しいかもしれないけど、せめて自分たちが食べる魚がどのようにして穫られたものか?と考え、選択することはできそうです。

SEASPIRACY〜偽りのサスティナブル漁業〜:さいごに

SEASPIRACY〜偽りのサスティナブル漁業〜海を傷つけているのは誰?【おすすめ映画】

今まで食にまつわる色々なドキュメンタリーを観てきましたが、裏事情はいつも大企業とお金が絡んでいて、これもか。と残念な気持ちになるばかりです。サスティナブルといえば何でもOKな雰囲気になってる気がするけど、なんか違うよなーと違和感があるんですよね。わたし自身、プラスチックをなるべく使わない生活スタイルに変えて、ゴミを出さないことが一番早い!と結論付けていたんですが、この映画を観て、かなりショックでした。プラスチックゴミを出さないようにと、やってきた意味は…とちょっと虚しい気持ちにもなりました。とはいえ、一個人が出来ることといえば、やっぱりゴミを出さないとか、食べるものを選ぶとか、そういう小さな積み重ねだとも改めて思います。消費者として何を選ぶか、その選択肢を持つことは絶対にあなたの生活を豊かにするし、それが環境問題解決にもつながっていくと思います。少なくともわたしはそう思って、取り組んでいます。お肉だって魚だって、なんだってそうだと思いますが、だめ!と拒否してしまうのではなく、「知って考えること」が一番大切なことではないでしょうか。世界を変えよう!なんて大きな目標は正直なくてもいいと思っていて。必要なのは、きっと自分の守りたい人たちを守るために、一歩踏み出す勇気を持つことです。
   
最後まで読んでくださって、ありがとうございました\(^o^)/

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